認知症との違いを知る|老人性うつの問題を考える|特徴を知って対策をとろう
ウーマン

老人性うつの問題を考える|特徴を知って対策をとろう

認知症との違いを知る

看護師と医者

老人性うつは、認知症と間違えられやすいといわれています。なぜでしょうか。老人性うつの特徴としては、身体の不調を訴えることが多いようですが、疾患がないのに不調を感じるという症状もあります。また、脳の機能も低下して、記憶力もなくなってしまう症状があります。こうした症状の特徴があることから、認知症と間違ってしまうと考えられるのです。医師が誤診してしまうケースもあるので、一般的な人にとっては、その差を見分けることは難しいこともあるでしょう。ただ、老人性うつであれば、治療薬を飲んで改善していけば、記憶障害も良くなるといえます。そのため、認知症のように記憶障害が進んでいくということも避けることができるのです。また、老人性うつを治療しないでそのままにしおくことで、認知症を引き起こしてしまうこともあります。いずれにせよ、早い段階で医師に診てもらって、老人性うつであればすぐに治療を始めていくのが大切になります。また、老人性うつという病気のことを本人も周囲も認識不足であるがゆえに、病気の発見を遅らせてしまうことも多発しています。老人性うつを発症しているのに、加齢や環境によって性格が変わったということで、クリニックに行こうとも思わないのです。自己中心的になったり、頑固になったり、疑い深くなったり、愚痴っぽくなったというように性格が変化した場合は、注意深くみていきましょう。単純に性格が変化している場合もありますが、老人性うつを発症している場合もあるので、敏感に察知していくことが重要になります。
今は、人口の約4分の1は65歳以上の高齢者になっている社会です。以前までは、老人性うつは、認知症の前段階という認識が一般的になっており、治療が難しいと思われていました。しかし、今では医学や医療も発展して、老人性うつが病気として正しく理解され、治療が受けられる時代になっています。認知症とは違って、治療効果が高く期待できるので、迷わずに受診することをおすすめします。