患者との接し方を考える|老人性うつの問題を考える|特徴を知って対策をとろう
ウーマン

老人性うつの問題を考える|特徴を知って対策をとろう

患者との接し方を考える

男性

家族や親戚など身近な人が老人性うつを患ってしまうケースは増えているといいます。では、どのようなポイントに注意しながら、老人性うつ患者と向き合っていけばよいのでしょうか。周囲の人のサポートが、老人性うつ患者にとっては、とても大きなものになります。正しく老人性うつという病気を理解して、どのように老人性うつ患者と接していけばよいのか考えていきましょう。
まず、老人性うつ患者は、一般的なうつ患者と同じく、患者自身を励ましたりすることは避けた方が無難です。特に、「頑張って」といった励ましの言葉は厳禁となります。無意識で何気なく言ってしまいがちになる言葉ですが、意識して言葉をチョイスする配慮が必要になります。無自覚に人を傷つけてしまうほど悲しいことはありません。どういった言葉が相手にどのように響いてしまうのか、言葉を発する前に慎重に選んでいくことをおすすめします。

また、老人性うつ患者の中には自殺願望が強く出てしまう場合もあります。そうした場合はできるだけつかず離れず注意深く見守っていくことが大切です。少し目を離した隙に居なくなってしまうということもあります。24時間常に見張っていることは難しいかもしれません。家族が少ない場合は、特に厳しいといえます。場合によっては、入院措置が必要になることもあるので、医師や行政、民間のサポートスタッフなど頼れるものは全部総動員して、そういった関係機関に頼りながら患者をみんなで見守っていきましょう。家族が共倒れしてしまうこともあるので、そうしたことを避けるためにも、どういった施設でサポートが期待できるかをリサーチすることも大切です。すべて家族内で解決しようとする意識を捨て去ることから始めていきましょう。また、病気のことを隠していくことも、場合によっては、大きな心の負担になります。ウソをついたり、コソコソして生活することは、病気治療にも良い影響がないといえます。近所の人や親戚、友人たちにも老人性うつであることを公表していくことが良い選択だといえます。病気に対する理解も深まりますし、お互いにとって最善の方法だといえます。病気であるという認識がわかれば、不要なトラブルや誤解を招く恐れもありません。しかも老人性うつは、治療することができるのです。治療に向けて、患者と周囲の人の双方にとってベストな方法を一緒に模索していくことが重要になるといえるでしょう。